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【ヘルスケア講座その12】ついついしてしまう? 口呼吸の悪影響

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みなさんこんにちは、メンズコスメのザスインターナショナルです。

鼻が詰まると、口呼吸になることがあります。
普段の生活の中でも、無意識のうちに口が開いて口呼吸をしてしまっている方も珍しくありません。
よく「口呼吸はよくない」と言われますが、それはなぜでしょうか?

今回は、口呼吸の悪影響についてご紹介します。

■口呼吸と鼻呼吸の違い
鼻で呼吸をすることを鼻呼吸、口で呼吸をすることを口呼吸と言いますが、この2点の大きな違いと言えば、口を閉じているかいないかです。
普段から鼻呼吸ができている人であれば、風邪などで鼻が詰まり一時的に口呼吸になっても、鼻づまりが解消されれば口呼吸に戻ります。
しかし、普段から口呼吸をしている方は、鼻詰まりが解消されても鼻呼吸に戻ることはありません。口呼吸は外気をそのまま気管へ送り込んでしまうため、さまざまな悪影響を及ぼす恐れがあります。

■口呼吸の悪影響
・前歯が虫歯になりやすくなる
通常、歯は唾液によってミネラルが供給されて、虫歯の初期状態を治しています。
しかし、口呼吸は口が開いていることが多いため、前歯が乾燥します。
このため、唾液がなくなって虫歯になりやすくなってしまうのです。

歯周病になりやすくなる
先ほどの虫歯と同じように、口内環境は唾液の殺菌作用によって守られています。
口呼吸は、歯だけでなく歯茎も乾燥させてしまうために歯周病になりやすくなります

・口臭が強くなる
口呼吸によって口の中が乾燥すると、唾液の殺菌作用が得られにくくなります。
口内の細菌の量が増えてしまうため、口臭が強くなります

睡眠時無呼吸症候群になりやすい
口呼吸が癖になっている人は、口で呼吸しやすいように舌が後方(喉のほう)にあります。
この状態が基本となってしまうと、睡眠時に力が抜けてさらに後方に舌が落ちて気管を塞いでしまうため、睡眠時無呼吸症候群になるのです。

・体調を崩しやすくなる
鼻呼吸をしている場合、鼻の粘膜によって乾燥した空気に水分を含ませ、湿度の高い空気を送り込むことができます。しかし、口呼吸の場合、乾燥した空気が直接気管に送り込まれるため、気管を痛めて風邪を引きやすくなります
さらに、口呼吸は細菌を多く吸い込んでしまうために風邪だけでなく、アレルギー症状を起こしやすくもなるのです。

■鼻呼吸の効果
既にご紹介したように、鼻呼吸には粘膜や鼻毛によって取り込む空気から細菌を取り除く効果があります。また、粘膜によって乾燥した空気に湿気を持たせ、気管に悪影響が生じないようにしています。
口呼吸が癖になっている方は顔の筋肉が弱まり、ぼーっとした顔になる恐れがあります。子供であれば歯並びが悪くなる危険性も否定できません。鼻呼吸をしていることで、顔の筋肉や顎の筋肉が発達して引き締まった顔になり、こどもの歯並びが悪化する恐れも軽減されます。

口呼吸は、体調の悪化だけでなく見た目や子供の歯並びにまで影響する恐れがあります。
つい口呼吸をしてしまうという方は、医療用テープを口に貼るなど、普段から鼻で呼吸することを心がけ、癖を改善することをオススメします。


以上、メンズコスメのザスインターナショナルよりヘルスケア講座をお届けしました。