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【ヘルスケア講座その23】ヘッドホンに要注意! 難聴を引き起こす原因と予防法

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みなさんこんにちは、メンズコスメのザスインターナショナルです。

携帯音楽プレ―ヤーや音楽プレーヤーの機能がついたスマホの普及によって、1990年代後半からイヤホンやヘッドホンで音楽を楽しむ方が増えてきました。
「どこでも音楽が聴ける」と生活が豊かになった一方で、現在増えているのが「ヘッドホン難聴」です。


そこで、今回はヘッドホン難聴の原因と予防法をご紹介します。

■ヘッドホン難聴とは
大きな音の聞きすぎによって難聴になってしまう「音響外傷」という難聴の1つです。
難、イヤホン聴の度合いは個人差があるもののやヘッドホンで大音量を耳に“ぶつけている”方、特に毎日のように音楽を聴いている方は注意が必要です。

■ヘッドホン難聴の症状は?
・音楽を聴いているときや、聴いたあとに耳鳴りをすることがある
・左右の耳で聞こえ方が違う
・耳の奥のほうで痛みを感じたり頭痛を感じることがある
・耳が詰まった感じがする
・会話が聞き取りづらくなった
・聴力が落ちてきた気がする

初期の症状は、音楽を聴いている最中や聞き終わった後に表れます。
また、一般的に最初は高音(高い周波数の音)から聞こえづらくなります。会話に影響はないため実感しにくいのが実状です。
ですが、この初期症状に気づかずに、大きな音を聞き続けると会話などの低い周波数でも聞こえづらくなります。

■難聴の原因は?
ヘッドホン難聴の原因は、耳にある蝸牛(かぎゅう)という細胞が傷つくことにあります。
蝸牛は以下の行為によって傷ついていきます。
・大音量で音楽や音を聴く
ヘッドホンやイヤホンは自分の好みの音量で聞くことができます。
しかし、大音量で聞き続けることは危険です。最近のヘッドホンの最大出力は100~120dbと言われています。
100db以上の音を15分以上聴くと難聴になりやすいと言われているため、大きな音量で音楽を楽しみたいという方は特に難聴になる恐れが高いと考えられます。

・高音(周波数の高い音)を聴く
周波数が高い音ほど、耳の負担が大きくなります。
光と同じで、高い周波数(細かい波形)は空気中を伝わる間に弱まっていくものです。
しかしヘッドホンはその高い音がダイレクトに伝わるため、注意が必要です。
高い音は蝸牛の入り口(外側)で聞いています。高い音を聞きすぎると蝸牛の入り口部分が傷ついて高音が聞こえにくくなります。

・低音(周波数の低い音)を大音量で聴く
低い音も要注意です。高音は高音だけ聞こえにくくなる難聴になりますが、低い音は、蝸牛の中心部分を使って音を聞くため、蝸牛の入り口から中心部の全体がすり減ってしまう恐れがあり、高音も低音も聞こえにくくなる原因になります。

・長時間聞き続ける
高い音でも、大音量でもなければよいかと言うとそうでもありません。
長時間音楽を聴き続けるのも注意が必要です。
耳が疲労してしまい、ダメージを受けやすくなります。


■耳を守るためのヘッドホン難聴予防法
・適切な音量で聞く
まず、静かな部屋でプレーヤーを使用して、そのときの音量を記憶しておきましょう。
外出先でもその音量を維持することが大切です。周りがうるさくて、音楽が聞こえないからといって音量を上げていては耳に大きな負荷を与えてしまうことになります。
ヘッドホンを付けたままでも周りの音が聞こえるくらいの音量を維持しましょう。

・疲れているときは、音量を控えめに
仕事などで肉体的・精神的に疲れているときは音量を小さくし、聞き流せる音量で楽しむようにしましょう。難聴は疲労やストレスなどの影響を受けます。体調が優れないときは大きな音は聴かないことが大切です。

・耳を休ませる
ヘッドホン・イヤホンで音楽などを聴いたら、聴いた時間の3倍は耳を休ませるようにしましょう。

・EQ(イコライザー)を設定する
プレーヤーの中には、音域の出力を操作できるイコライザーという機能があります。
ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くときは、イコライザーで高域周波数を下げるようにしましょう。
また、低い音も弱めておくことをおすすめします。

ヘッドホン難聴の症状や原因、予防法についてご紹介しました。もし、ヘッドホンを使用して耳がつまったように感じることがあった場合は直ぐに耳を休ませることが大切です。また数時間耳を休ませても回復しない場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
一般的に、聴力は一度悪くなると回復しないと言われています。今ある聴力を大事にすることが、今後も音楽と付き合う大事なポイントですよ。

以上、メンズコスメのザスインターナショナルよりヘルスケア講座をお届けしました。