メンズビューティーラボ in ザス・インターナショナル

メンズコスメのザスインターナショナルが運営するはてなブログです

【ヘルスケア講座その41】「土用丑の日」とはどいういう意味? あなどれないウナギの効果

f:id:blog_zas:20190716130751j:plain

みなさんこんにちは、メンズコスメのザスインターナショナルです。

夏になると「土用丑の日」あるいは「土用の丑の日」などという言葉を聞くことがありますね。
どうして、土用にウナギを食べることが良いという言われや風習ができたのでしょうか?

そこで、今回は土用丑の日の由来とウナギの効果についてご紹介します。


■「土用丑の日」とは
まずは「土用丑の日」を「土用」と「丑の日」に分けて考えてみましょう。

・「土用」とは
暦の四立である「立春立夏立秋立冬」の前の18日または19日の期間を指します。
また、この土用は暦の1つである五行で定められており、以下の1つで1年とされています。
【木行(春)・火行(夏)・土行(季節の変わり目)・金行(秋)・水業(冬)】

・「丑の日」とは
丑とは十二支の1つの丑のことです。
十二支は現在1年の干支だけに用いられていますが、かつては方角や月、時間だけでなく、日にちにも使われていました。
このことから、12日周期で一回りする暦が日にち単位でもあったということが分かります。

・つまり土用丑の日とは
以上のことから、土曜丑の日とは、立秋までの19日間の中にある丑の日であることが分かります。
では、なぜウナギを食べるようになったのかというと、これは当時「丑の日にちなんで“う”で始まる食べ物を食べれば夏負けしない」という風習があったため。
そして、その“う”で始まる食べ物がウナギで定着したのは江戸時代のこと。
本来冬が旬であるうなぎが売れず、店主が困っていたところ、平賀源内が「本日丑の日」という貼り紙を貼るようアドバイスしたところ繁盛したという逸話が残っています。(諸説あります)


■気になるウナギの効果は?
・ビタミンAで免疫力アップ
ウナギにはビタミンAが豊富に含まれています。
1人前のかば焼きで1日の所要量の3倍近く摂取できるのだとか。
ビタミンAは免疫力の向上、細胞のがん化を予防に期待できるようです。

・ミネラルやビタミンB類で夏バテ予防
ウナギに含まれるミネラルは身体の機能を正常な状態へ調整する働きがあります。
また、ビタミンB1は炭水化物をエネルギーへ変え、ビタミンB12は血液を作る働きがあるため、夏バテを防ぐ効果が期待できます

EPADHAで高血圧予防も
うなぎには血管の柔軟性を高め、血栓を溶かす効果が期待できるEPADHAも豊富に含まれています。
血管や血液環境が改善されることで、脂質異常や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の予防をサポートします。


はじめは、売れ行きの悪かったウナギを繁盛させるためのアイデアだった貼り紙。
いまでは日本中に知れ渡る風習になっているなんて興味深いですね。

そして、ウナギは蒸し暑い夏を乗り切るためにオススメの食材です。
土用丑の日にはウナギを食べて、夏バテ対策を行ってみてはいかがでしょうか。

以上、メンズコスメのザスインターナショナルよりヘルスケア講座をお届けしました。